こちらは、ブログで長期放置連載中(ひどい)シリーズ

『男クリスを見た友人Y曰く「性別逆転妄想したら少女漫画になった」とのことなので
一部だけ性別逆転させて物語を展開させてみた図』

の第三部まとめになります。
※第三部は完全に原作と違うため、原作との相違点などの照らし合わせが無くなります。
 あと、十五章まで無いです。早めに終わります。


いいですか?超絶身内向けですからね!注意してくださいね!
以下、それでも大丈夫な人のみどうぞ。


まず、第一部~第二部のおさらい。
・第一部は細かな伏線部分以外は大きな変更無し。
 ブリーシンガのネックレスの能力の「女性限定」という縛りの関係で色々展開がズレた末に
 ローズが死なずに戻ってきて、精霊武器は折れない。やさしいせかい。
・第二部では、ガウェインとヨシュアの代わりにクラ男とアクアがクリ雄の同僚。
・性別が一部反転していることにより、様々な事情が変わる。
 クリ雄はわりと正統派主人公だし、エリ子は完全にとらわれの王女様。
・女であるエリ子は責任とかプライドとかよりもクリ雄への感情を優先させるために
 フィク子側に寝返ることはなく、逆にそのせいで原作よりも酷い目に遭う。
・エリ子が思い通りに動かないせいでフィク子が強引に事を進めてしまい、
 原作よりも展開が早く、それによってセオ子の暴走も早いし強引だしで、
 何があってもフィク子の味方であろうクラ男が「邪魔」と殺される。
・セオ子の暴走によって表に出てきたミスラが、ローズによってレヴァで斬り殺された。←今ココ
少女漫画にしては随分血みどろな展開ですね?・・?

第三部第一章 (2017.5.16投稿)

(画像クリックでローズの炎verになります。イラストメイキングは→こちら

■概要
嘘偽りなく、焼失してます。


・前章のラストを改めて書くと、セオ子が起こした騒ぎの最中、突然入って来た乱入者(ローズ)が、
 騒動の中心とはまったく別の人物(ミスラ)を殺害――ですね。

・連れて来たガイアは顔真っ青。レクチェも唖然。セオ子ですら流石に硬直。
 状況を把握する間も無く、広間が青い炎に包まれて「焼失」の選別が始まります。
 ローズがレヴァを使って出した炎は、普通の兵士もお城とかも全部焼失対象です。

・レヴァに対抗出来る能力(正確には勝つのではなく負けない、護りの力)を持つ
 ニールの力が、クリ雄によって発動。「何をしているんですか姉さん!」的な?w

・原作第一部のように攻撃的な使い方ではなく、護りたいという気持ちからの発動で、
 水晶は防壁となってレヴァの力を一部食い止める。
 原作描写でも、護りに入られたニールの性能には、さすがのレヴァも「攻撃しても無駄」と言ってます。
 多分レクチェもクリ雄同様に、役に立てる限りは人々の保護にまわってるはず。

・人々を分け隔てなく護るクリ雄と、自分達以外は敵のローズとで、対峙状態。

・この対峙は2人が子供の頃、別れた後の生い立ちのせいですね。
 クリ雄もいじめられたりはしたけど、自分以外の種族を嫌いと思うようなものではなく、
 けれどローズは他種族をゴミクズカスイス(イス?)と心底思わなくては居られない環境であったから。
 いつも平然としているローズだけれど、その平然こそが「心の傷」ゆえのことなのかな、っと。

・ここまできっと数十秒。状況を把握したセオ子がとる行動は、

「貴女を救った恩を、まだ貴女自身から返して貰っていませんよね。
 なに、難しいことではありません。そこの金髪の女を焼き殺してくれたら良いのです」

『私はゴミに恩を感じる心なんて持ってないから知らない』

「……頭に留めておいてくれるだけで構いませんよ」

・セオ子もローズの焼失対象なのでさっさとこの場は退散。
 原作ではクリスに価値を見出していたセオさんだけれど、ローズの闇のほうがセオ子の好み。

・さて、エリ子とフィク子のほうは……と



第三部第二章 (2017.5.18投稿)
フィク子統合後
彼女の最大の過ちは、頼ってはいけない者に頼り続けたこと。

■概要
フィク子テンパる。


・セオ子がクラ男を殺した頃、エリ子に神を降ろすための術を施したのに、何の変化もなくて焦るフィク子。
 中身が長時間無い状態だと器が死んじゃいそうなので(このあたり深く設定してないです)
 一旦戻して(この作業に多少時間をとられている)、封印を解く合図を送り、外に出る。
 この時点でフィク子はまだ「封印なんてとっくに解けている」ことに気付いていない。

・外に出て、ようやく異常を把握。
 クラ男は息絶えているし、ルフィ雄は生きていたけれど、起こして話を聞くもわからずじまい。
 フィク子、クラ男の突然の死に動揺しすぎて独り言喋って自己完結しようとしてる。

・そこへ平然とセオ子が戻ってくる(爆)

・フィク子がしつこく問うので、セオ子が事実だけ淡々と説明。

・フィク子もルフィ雄も、驚きたいけれどセオ子の行動に思考と理解が追いつかない。
 エリ子は「内輪もめ?チャンス?」と黙っている。
 (肉体のリンクがあるので、無理に逃げようとはしない)

・ここまで話しても呆けて自分を見ているだけのフィク子に、セオ子の積もった感情は溢れてしまう。
 エルヴァンでミスラが死に、神が自分達の予想通りの形で存在していたのだとしたら、
 術式が間違っていたのではなく、降ろす神がミスラの中に居て一緒に焼失している可能性があることを伝える。

「そんな、じゃあ」
『またふりだしに戻ったということです。でも心配は要りません、
 以前と同じようにまた探すだけのことでしょう、手伝ってあげますよ」

・セオ子は、フィク子もルフィ雄も(性的に)好きですから、フィク子の事情が進展しない状況は望ましい。
 「心配は要らない」という言葉が、フィク子への慰めではなく
 自分自身の心への言葉になっているけれど無意識で気付いておらず、
 そのままの感情・方向性で、もはや周囲には不可解なことを話し続ける。

『しかし今までと同じようにするには、目覚めた女のビフレストは不要ですからね。
 上手く始末して頂けると良いのですがそれが叶わない場合のことも考えなくてはなりませんね』

・とにかくレクチェに危害が及ぶことだけは把握したルフィ雄。約束が違う、と激怒し、仲間割れ開始。
 フィク子はクラ男の亡骸にどうしたら良いのか聞いてる(マテ)
 クラ男の執事っぷりを考えるとフィク子の依存度はきっと半端無いだろうなぁと。
 原作だとフィクさんは男なので、それでも自分で引っ張る部分があっただろうけれど
 元々そういう性格なわけではないフィクさんだから、女になったとなるとその割合は減りそう。

・自分に関係の無い地獄絵図に、心の中で頭を抱えるエリ子。

「ところで私、解放して貰えたりは……」
『しません』
「デスヨネー」

・以前に「エルフ組三人だけで一本書ける。書かない」みたいなこと言ったと思うのですが
 多分ソレの一部がここに出てきています(爆)うーん、どろどろ。



続きはネクスト、またアゲイン!